蔵王ジョーニダリゾート
宿泊施設リノベ
名前 | 蔵王ジョーニダリゾート様 |
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場所 | 山形市蔵王温泉 |
建物種別 | 宿泊施設 |
構造 | 木造2階建 |
築年数 | 約32年 |
対象面積 | 約103㎡(31坪) |
工期 | 約3ヶ月 ※アーキテクチュアランドスケープJV |
蔵王の美しい自然に囲まれたリゾート地で長らく空き物件となっていた築32年の木造建築をコテージとして蘇らせたいとのことでリノベ計画がスタート。
最大6名の利用を想定した一棟貸しコーテジのプランニングという事で、コンパクトな規模でありながら室内における開放感と外との繋がりを大切にした「丁度良く寛げる」空間となっています。
最大6名の利用を想定した一棟貸しコーテジのプランニングという事で、コンパクトな規模でありながら室内における開放感と外との繋がりを大切にした「丁度良く寛げる」空間となっています。
Before
After
動機
築年数に対して全体的に状態は良好なものの、屋根からの雨漏れによる一部腐食が見られ1・2階共に修繕が必要な状況。
既存の吹抜は開放感こそあるが、蔵王温泉という標高の高い立地と建物全体の断熱性能が低い事によって冷暖房効率が悪く、特に冬の寒さは非常に厳しい状態。
改善点
漏水による桁や柱などの腐食により2階一角の床が下がるほどに被害が大きかったため、全て解体し耐力壁のやりかえや耐震金物の入れ替えを行うことで耐力を向上。
限られたスペースでも広さを感じられるよう建物全体を高断熱・高気密化した上で既存吹抜を生かし、既築の良さを生かしたプランニングとしています。
ポイント
#001
大きな吹抜により解放感を感じられるのはもちろん、1・2階でのコミュニケーションも可能に。
高断熱への改修と各室搭載のパネルヒーターにより、大きな吹抜がありながらも冬場でも十分快適に寛げる暖かさを実現。
#002
ジャグジー付の落ち着いた雰囲気の浴室は大開口で気持ちの良い光がたくさん差し込みます。特に新緑の時期は南東の窓から見える木々の眺めが素晴らしい。
アッシュ材のデッキで仕上げた床は冷たさを感じづらく、木のぬくもりが心地よいです。
#003
更衣室はL型に大きくカウンターを設け、手洗いを造作。コンパクトながら使い勝手の良いスケール感。
トイレも以前より広く活用できるよう更新。メンテナンス含め快適性が上がりました。