ゆるやかに時が流れる家
戸建リノベ



名前 | H様邸 |
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場所 | 山形市小立 |
建物種別 | 住宅 |
構造 | 木造2×4工法 2階建 |
築年数 | 21年 |
対象面積 | 約72㎡(22坪) |
工期 | 約1ヶ月半 |
2×4の建物を構造強度を下げること無く最大限に活かし、吹抜空間の見せ方を工夫することで、狭小でも十分にゆとりを感じる空間としました。
動機
娘さんたちの成長と共にライフスタイルが変化し、ご夫婦二人でゆったりと家時間を楽しめるようにできればとのことでリノベーションの計画がスタート。
物に囲まれることのないスッキリとした暮らしと、お互いそれぞれの時間も楽しめるようなライフスタイルを希望されていました。
改善点
とにかくお手入れしやすくスッキリと暮らせることがご夫婦共通の大切なポイントで、コンパクトな間取りの中で収納計画に重きを置きながらプランニングをしています。 リビングと個室に面する間仕切によって、それぞれ自分時間を過ごしたい時にも気兼ねなく楽しめるような工夫も。
広過ぎず狭すぎず、ちょうどいい二人暮らしを形にしたリノベーション。

ポイント
#001
元々12帖ほどで狭小であったLDK。リビングに面していた洋室との間仕切位置を変更し、空間に奥行を持たせる事で全体的に広さを感じられるように。ウォールナットを基調としてゆったりとしたセカンドライフを楽しんでもらえるような雰囲気を大切にしました。
#002
既存の廻り縁を全撤去し、上部壁面にスポットライトを用いて間接的に照射することで、ただガラッと空きっぱなしになっていた吹抜が高級感を演出する存在に。既存ブラケットと勾配天井用ペンダントの併用で内装を魅せるライティングへ。
#003
左右併せて6段の可動棚と幅約2.6mの固定棚による大容量の収納スペースを作成。リビングとの動線も良く大量に収容可能で、パーテーションによりリビングからの視線もシャットアウト可。
#004
元々の洗面高さが低く身体への負担を感じていたため造作にて改良。耐水性の高いアカシアのカウンター材と壁面タイル、背の高いハイライズタイプのボウルで使い勝手とメンテナンス性を向上。
#005
敷地のすぐそばを川が流れ、遠くに山脈を見渡すことができ、とても眺めの良いお施主様宅。近隣とのプライバシーとの兼ね合いも考えウッドブラインドを採用。これまでよりも手軽に外の繋がりを感じられ、羽の角度調整でプライバシーもしっかり確保。